よくある質問集
クーラント自動希釈装置 i-TOOL
- クーラント自動希釈装置とは、どのような装置ですか?
- クーラントとして使用される切削液を水で薄め、任意の濃度に調整する装置です。
- なぜ切削液を希釈する必要があるのですか?
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切削液を原液のまま使用すると、ワークにべたつきや泡が発生する場合があります。
一方、薄すぎると錆の発生や工具寿命の低下につながることがあります。
そのため、現場によっては適正な濃度を維持することを重視しています。
- 濃度調整の方法を教えてください。
- 濃度調整グリップを回すことで、濃度を調整することができます。
- 一度設定した濃度は、その後も変わらないのでしょうか?
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水圧が一定であれば変わりません。
ただし、原液(油)は温度によって粘度が変化するため、温度が低くなるほど希釈濃度は低くなります。
できるだけ温度変化の少ない場所で使用するか、温度変化に応じて定期的に微調整を行うことが必要です。
- 粘度の高い原液でも希釈できますか?
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使用環境にもよりますが、希釈濃度10%とすると動粘度(40℃)MAX150㎟/s(cSt)程度までなら希釈できます。
くわしくは弊社までお問い合わせください。
- 1台の希釈装置から複数台に分配はできますか?
- 放出側のホース(2m)の先を分配したり、延長したりすると正常な希釈ができなくなりますので、分配はできません。
- 水道から使用したい場所が遠い場合はどうすればいいですか?
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放出側のホースは延長できませんので、自動希釈バルブと水道をつなぐホースを延長してください。
その際ホース内径は15mm以上のものをご使用ください。
- 給水ホースおよび排出ホースの長さに制限はありますか?
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排出ホースは延長できません。
給水ホースは延長可能ですが、長くなると希釈濃度が薄くなる場合があります。
- 希釈液タンクが減ったら自動で給油できるような仕様はありますか?
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自動給水仕様がございます。
希釈液用および原液用タンクにフロートスイッチを取り付けることで、自動で給水および停止が可能です。
- 水圧が0.1MPa以上と記載されていますが、使用可能な最大圧力はどのくらいですか?
- 0.1Mpa~0.3Mpaの間でご使用ください。

