取扱メーカー
ECOROLL(エコロール)バニシングツール
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エコロール社は1969年にドイツのツェレで創業した表面処理用工具のメーカーです。自動車、鉄道、航空機、船舶、建機、プラント、医療などの産業分野で幅広く採用されています。表面処理の工法にはラッピング、ホーニング、グラインディング、ショットピーニングなどがありますが、それぞれ領域が異なり、エコロール社の技術はローラーバニシングおよびディープローリングです。切削加工後の表面をローラーで馴らす技術で外径、内径、端面、溝、ネジなどに施工することができます。ローラーバニシング、ディープローリング、スカイブバニシング製品をマーケットに供給しており、カスタマーアプリケーションに柔軟に対応する特殊品の製作にも注力しています。
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- 商品紹介
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・ローラーバニシング
対応硬度 ~45HRC
使用目的:表面仕上げ切削加工後の表面をローラーで馴らして面を整えます。凸を削るのではなく、凸を押し込んで凹を盛り上げることで表面を平準化します。複合旋盤やマシニングセンターの一工程として施工することができるため工程集約につながります。加工する部位に合わせてシングルローラーとマルチローラーがあり、特殊品にも柔軟に対応します。・ディープローリング対応硬度:~65HRC使用目的:強度改善結果的にローラーバニシングと同じく美しい加工面に仕上がりますが、ディープローリングはより深い部位に作用します。表層から0.2~1.0mmに圧縮の残留応力を発生させることで製品の疲労強度を高めます。疲労強度を高める手法としてショットピーニングが多く用いられていますが、圧縮の残留応力が発生する深度はディープローリングのほうが遥かに深く、疲労強度の向上率も大きくなります。ディープローリングには機械的にローラーを押し当てるタイプと、油圧でボールを押し当てるタイプがあり、どちらも汎用旋盤または複合旋盤で使用することができます。また、施工時の押し当て圧力を管理することで、トレーサビリティの記録とすることも可能です。・スカイブバニシング冷間引き抜きや圧延チューブに使用することができる総型工具です。油圧シリンダーや精度が求められるチューブ内径の加工に最適です。