Air Turbine Toolsエアターバインツール

TECHNOLOGY

エアターバインツールの技術と導入効果

標準主軸比で切削速度4.2倍。仕組みと効果の試算

TECHNOLOGY なぜ速く削れるのか

圧縮エアーで回す高速スピンドル

細かな加工に何時間もかかっていませんか? 工具がすぐに折れて困っていませんか?

小径工具の性能を引き出すには、それに見合う回転速度が必要です。しかし標準の機械主軸では、その速度は出せません。高速仕様であっても、主軸を限界近くで回し続けることは、機械に負担をかけてしまいます。

答えは、お使いの機械の圧縮エアーにあります。

Air Turbine スピンドルはガバナーで回転数を制御する高出力のダイレクトドライブ式スピンドルです。負荷がかかっても、加工中の回転数を保ちます。その効果はすぐに実感していただけます。

時間とコストを節約しませんか

安定して高速回転を保てるため、Air Turbine スピンドルは小径工具による精密微細加工、フライス加工、溝加工、穴あけ、輪郭加工に最適です。加工能率が大幅に上がり、サイクルタイムを短縮できます。

Air Turbine スピンドルが優れている理由

Air Turbine スピンドルは発熱と振動が小さく、連続運転でも安定して稼働します。これは独自技術で設計された精密スピンドルの可動部が、空冷セラミックベアリング(※)とタービンの2点しかないからです。ギヤやブラシ、ベーンといった摩耗部品を持たないシンプルな構造です。そのため熱による変位が小さく、高い信頼性が得られるうえ、機械の主軸の摩耗も抑えられます。
※一部のモデルに採用

圧縮エアーをつなぎ、Mコードを入力するだけです。送り速度10,000mm/min(400inch/min)、精度2µmでフライス加工ができます。

Φ1.5mmエンドミルによる切削速度の比較CUTTING SPEED

主軸回転数 切削速度
標準主軸12,000min-1 56.5m/min
Air Turbine スピンドル
625シリーズ
50,000min-1 235.6m/min
4.2倍 Air Turbine スピンドルなら、切削速度は4.2倍に上がります

サイクルタイムの短縮に加え、切削工具の精度が向上し、工具の寿命も延びます

小径工具による微細加工の例

小径工具による微細加工の例

Vc = D × π × n1000
Vc
切削速度
D
工具径
n
定格回転数

独自技術:ガバナー制御 25,000〜90,000min-1 / 連続使用の制限なし / 熱膨張を抑える

TECHNOLOGY 導入効果

500個の生産で、加工時間はどれだけ変わるか
試算例:1個75分の加工が10分になった場合

メーカーの試算例。標準主軸(12,000min-1)で1個75分、Air Turbine スピンドル(50,000min-1)で1個10分と仮定し、500個分を比較

主軸1個あたり500個の合計
標準主軸(12,000min-1) 75分625時間
Air Turbine スピンドル(50,000min-1) 10分 83.3時間

※1個あたりの加工時間はメーカーが示した例です。実際の短縮幅は工具・送り・加工内容により異なり、回転数の比(約4.2倍)とは一致しません。

541.7時間 500個の生産で、これだけの時間を短縮できます。

Air Turbine スピンドルの強みOUR ADVANTAGES AT A GLANCE

一定の高い切削速度サイクルタイムを短縮し、生産が速くなります。
工具寿命が延びる切削工具の精度が上がり、寿命も延びます。
低発熱熱膨張を抑えます。
安定性・持続性連続使用の制限はありません。
ダイレクトドライブの信頼性可動部はわずか2点、シンプルな構造で故障率を低減します。
ガバナー制御による一定の高トルク負荷がかかっても高速回転を維持します。
低振動・低騒音運転音は78dBA未満と静かです。
環境への配慮オイルや潤滑剤を使いません。
高い面品位後仕上げの工程を省けます。
Air Turbine スピンドルによる加工例
Air Turbine スピンドルによる加工例

FAQ よくあるご質問

技術と運用について/よくあるご質問

導入前によくいただくご質問をまとめました。記載のない点はお問い合わせください。

スピンドルを動かすのに必要なエアー圧力は。

定格の流量(CFM/リットル毎秒)で 0.62MPa(6.2bar/90PSI)が必要です。

指定より流量や圧力が低い/高いと、回転数は変わりますか。

0.62MPa(6.2bar/90PSI)より圧力が低い場合や、(配管の絞り・コンプレッサ容量の不足で)流量が足りない場合は、出力が下がります。圧力が低くても定格回転数は変わりません。0.7MPa(7bar/100PSI)を超えるとタービンの部品を傷めます。切込み量や送り速度を変えることは、回転数を変えるのと同じ効果があります。

機械の主軸は回りますか。

いいえ。Air Turbine スピンドルの使用中、機械の主軸は回転しません。主軸の摩耗と修理の頻度が減ることは、副次的な利点です。

エアーに油は必要ですか。

いいえ。Air Turbine スピンドルはオイルフリーです。0.3ミクロンのフィルタ・エクストラクタが各CNCスピンドルに付属します。油で汚染するとタービンの部品を傷め、修理が必要になります。エレメントの点検・交換は使用者の責任で行ってください。外部クーラントは問題ありません(ほとんどのCNCスピンドルにクーラントガードが付いています)。クーラントはエアーを止める前に止めてください。

これは「増速スピンドル」ですか。

いいえ。Air Turbine スピンドルは、可動部が2点のパワフルなガバナー制御ダイレクトドライブです。工具が食い付いても、ガバナーがエアー流量を制御して回転を保とうとします。ギヤやブラシを持たないため熱を持ちにくく、摩耗部品の少ない構造です。

スピンドルはどれくらい持ちますか。

使い方によって変わります。切込み量・切削幅・材料の硬さ・工具径、それにプログラムや操作のミス(衝突など)の有無が寿命に影響します。オーバーホールまでに4,000〜5,000時間使えているお客様が多く、さらに長く使えている例もあります。ユーザーノートに従い、十分なエアーを供給し、適切な加工プログラムを組むことが長寿命につながります(ユーザーノートは airturbinetools.com でご覧いただけます)。

標準パッケージには何が付いてきますか。

標準付属品は機種により異なります(例:625シリーズ=ER11 UPコレットシステム・専用レンチ・フィルタ・エクストラクタ・エアーホース・フィッティング・プラグ・クーラントガード・キャリーケース)。キャリーケースやフィルタが付かない機種もあります。詳しくは各製品ページの「付属品」欄をご覧ください。

機種選定のご相談

お使いの機械・加工内容・工具径をお知らせいただくと、選定がスムーズです。

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